空からカラスのフンが降ってきた

空からカラスのフンが降ってきたら、あなたはどうしますか。

sakebu

仕事帰りに、必要なものがあったので100円ショップのダイソーに寄りました。
欲しかったものがそろい、満足感を抱いて店を出た私。

外は、すっかり陽が沈み月が出始めた頃。
何気なく空を見上げた私の目に異様な光景がうつります。

空を埋めつくようなカラス、カラス、カラス。
電線に止まっているカラス。空間を飛び交うカラス。建物の屋根にもカラス。
とにかくカラスでいっぱい。

カラスしか見えないよー

歩き出した私の頭上にも何羽ものカラスが行きかいます。

あー。神様、どうかカラスのフンが落ちてきませんように。

私は強く強く願いました。

急ぎ足で車に向かう私。

ベチャ

ギャー

カラスは、私の財布を持っていたほうの手首をめがけてフンを落とした。

私は、カラスのフンを財布をもっていたほうの手首でキャッチした。

泣きたい。

お気に入りのカーディガンの手首にカラスのフン。
長年愛用していた財布にカラスのフン。

カラスのフンが落ちてきませんように、と願った私の言霊の強さ

泣きたい。

車に戻った私は、すぐさまティッシュを大量にとり、手首やら財布やらにべっとりとついたカラスのフンをふき取った。
でも、ふき取ったくらいで、私の気が晴れるわけがない。

ダイソーにいたのだから、アルコールを含んだウェットティッシュくらい買えばよかったのかもしれない。
でも、あの時の私に、車外に出る勇気があっただろうか。

そう言えば、この周辺は最近カラスが多かった。
今度、どうしてもこの周辺の店に行きたくなったら、今度は傘をもっていこう。
私は固い決心をした。

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家に帰って、速攻で手を洗い、着ていたものを全部脱いで、お気に入りのカーディガンもおかまいなしに洗剤とハイターを使ってじゃぶじゃぶと洗った。
それでも、まだ気は晴れない。

本当は、着ていたものを全て捨ててしまいたいくらいだった。
しかし、そんなもったいないことはできないと言う貧乏性の私がいた。

カラスのフンがついただけで、大けがをしたわけではない。
瀕死の状態になったわけではない。
ただ、カラスのフンがついただけだ。
必死に自分を落ち着かせようとする私がいた。

カラスのフンがついた財布も、これでもかというくらいゴシゴシと洗った。
財布は今、乾燥中。
この財布は使い続けるべきかどうか、迷いに迷っている最中だ。

カラスのフンがついたおかげで、財布の整理ができた。
新しい財布に買い替える時期だったのかもしれない。
そうだ。そう思おう。

葛藤はつづいている。

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カラスのフンを手首に感じながら、顔を出し始めたスーパームーンを見た。
きれいだった。


車についた鳥のフンには要注意

ちなみに、私の車は青空駐車をしているので、鳥のフンがついていることもよくあります。
車についた鳥のフンはあなどってはいけません。
「いつかきれいにしよう」と時間をおいてしまうと、車の塗装がはがれてきて悔やんでも悔やみきれない状況になってしまいます。

なぜ鳥のフンには車の塗装をはがしてしまうほどの力があるのでしょうか。
鳥は固い木の実などを食べても消化してしまうほど強い胃液をもっているのです。
そのため、鳥のフンは酸性となり、塗装をはがしてしまうのですね。
したがって、車に鳥のフンがついていたら、できるだけ早めにとり除くことをおすすめします。

しかし、鳥のフンをとり除くときにも注意が必要です。
無理にとり除こうとすると、それこそ車の塗装に傷をつける原因になってしまいます。

私は、車に傷をつけるのが怖いので、鳥のフンをとり除くときには、必ず専用のクリーナーを使います。
ホームセンターの車用品売り場でも、イエローハットなどの車用品販売店でも取り扱っていますので、鳥のフン被害が多い方は車の中に1つ常備しておくことをおすすめします。

鳥のフンの被害に専用クリーナーがおすすめ

クリーナーは、スプレータイプのものと、ウエットテッシュタイプのものがあります。
手軽に使えるのはウエットテッシュタイプのものですね。
鳥のフンがついてすぐの時は簡単にとり除けて便利です。
しかし、時間が経ってかたくなってしまったものを力まかせにとり除こうとするのは車にやさしくありません。
クリーナーの成分を染み込ませるように、少しの時間上から押さえつけるようにして、フンをやわらかくしてからとり除くといいでしょう。

しかし、固くなったフンをやわらかくするために上から押さえつけて待っている時間はなんだかせつないし、あまり気がすすみませんよね。
そんな時は、スプレータイプのものをおすすめします。
フンにシュッとかけて、少し待つと簡単にふき取ることができます。

鳥のフンの処理はあまり気がすすまない作業ではありますが、フンをつけたままだと精神的にも車の塗装的にもやさしくありませんよね。
しかたがない、と諦めて早めにきれいにとり除き、気分をすっきりさせましょう。

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